文部科学省「デジタルコンテンツ活用高度化事業」
デジタルコンテンツを活用した授業を行うことによって、「わかる授業」が実現できるかどうか、いや実現するための実践例をどんどん研究していくものである。
2005年の普通教室へのPC2台、プロジェクタ導入に先駆けての実践事例指導案集の作成であり、基本的には普通教室で行われなければならない。また、情報教育的要素は少なく、デジタルコンテンツを活用することによって各教科の目標が達成されたかということを評価する。
参加メンバーは、和歌山県内の小・中・高・養護学校の現場の先生方、JAPETの方、企業の方々、そして大日本図書の原さんが事務局となっている。
とにかく、現場の先生方から100の指導案を提出しなければならない。これらが、デジタルコンテンツを活用した授業のノウハウを示すものとなる。
これら指導案は、NICERへの登録予定である。
大日本図書の原さんからデジタルコンテンツの紹介。
算数のタングラムの紹介や理科のコンテンツは、教科書の内容と合致するように設計されている。
美里天文台の矢動丸さんから夜空の星の様々なコンテンツ紹介。
天文台ならではの映像がすごかった。
夜の空を見る宿題ではなく、授業中にこれらを活用できれば効果的である。
ベンチャー企業の「(有)イナズマ」の米村さんのソフト紹介。
この方は学生さんなのだが、会社を立ち上げている方だ。
和歌山にもこのような方がおられるということで、ぜひ教育関係との連携をはかりたいと考えている。
「紙竜」というペーパークラフトモデリングソフトウェアの紹介があった。多面体の作成、展開図の自動生成等ができるすぐれものだった。
これは、実際に現場でも大いに活用できるものであると思った。
「紙竜」を使って、このような恐竜ができあがった。
「算数かにおけるコンテンツ活用事例」
野上町立野上小学校 高岡先生の発表
5年生、四角形<形づくり>で大日本図書の「かたちをつくろう→タングラム」を活用した実践事例。
提示教材的に扱うだけでなく、子どもたちにも活用させていた。
「国語科におけるコンテンツ活用事例」
広川町立広小学校 畑屋先生
使用したコンテンツはすべてTOSSランドからのものであり、授業も法則化そのものである。
使用コンテンツ:「ひつじゅんくん」「MAK版暗唱詩文集」「子が持つ文化」
デジタルコンテンツ活用により、教材研究の時間が短縮されると主張。
会場内より質問で、詩の暗唱などはその情景などを読みとる力も必要ではという意見があり、それに対しては暗唱スキルと今回は考えるべきだという回答であった。読みとる力の前段階の授業だということだ。
「技術科におけるコンテンツ活用事例」
由良町立由良港中学校 一色先生
使用したデジタルコンテンツは、「情報機器と情報社会のしくみ」「情報通信白書」
準備に時間がかかったが、デジタルコンテンツを活用することで生徒の興味・関心が増したという発表だった。
まとめとして和歌山大学実践総合センターの豊田先生よりプレゼンがあった。
今回の研究に対しての具体的な例示(社会科でマッカーサーを教えるところで少しの板書だけでなく、実際に降り立ったときの映像を見せる等)、その効果、そして今回の実践の位置づけのコメントだった。
この図は、野中先生作で、今回の実践が目指すポイントを示している。
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